キッチンのペンダントライト

キッチンのペンダントライトで後悔しないコツ【照明士が解説】

「キッチンの雰囲気を変えたい」「おしゃれな空間にしたい」と考えたとき、ペンダントライトを検討する人は多いのではないでしょうか。しかし、デザインだけで選んでしまうと後悔することも少なくありません。

ペンダントライトは、キッチン空間の印象を大きく左右する重要なアイテムです。しかし、設置後に「思ったより明るくない」「掃除が大変」といった悩みを抱えるケースもあります。

本記事では、ペンダントライトを選ぶ際に注意すべきポイントや、実際に役立つコツを照明のプロの視点から解説します。後悔を防ぎ、理想のキッチン空間を実現するための参考にしてください。

キッチンにペンダントライトを使用するメリット

キッチン照明

ペンダントライトは、デザイン性でキッチンにアクセントを加えると同時に、必要な場所に光を集中させて使いやすい空間を作ります。

他の照明と組み合わせることで立体感を演出し、豊富なデザインバリエーションでキッチンインテリアをさらに魅力的にします。以下にそのポイントを提案します。

デザイン性で空間を引き立てる

ペンダントライトは、そのデザイン性でキッチンにアクセントを加えることができます。シンプルなキッチンに華やかさを与えたり、テーマに合わせた個性的なデザインで特別感を演出したりすることが可能です。

必要な箇所に光を集中できる

ペンダントライトは、キッチンカウンターの中心に複数台を並べて上に設置することで、必要な場所に光を集中させることができ、台所作業もしやすくなります。

他の照明との組み合わせで多彩な表現が可能

ペンダントライトは単独でも存在感がありますが、ダウンライトや間接照明と組み合わせることで、より立体感のある空間を作り出すことができます。

たとえば、柔らかな間接照明と明るいペンダントライトを組み合わせることで、メリハリのある明るさを実現します。

多彩なスタイルで個性を演出

ペンダントライトはデザインのバリエーションが豊富で、モダン、ヴィンテージ、北欧風など、あらゆるインテリアスタイルにマッチするものがありますので、統一感を意識したキッチンを演出できます。

キッチンにペンダントライトを使用する際のデメリット

ペンダントライトには多くの魅力がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。例えば、キッチンという場所柄、掃除やメンテナンスに手間がかかることや、適切な高さや配置を誤ると使い勝手が悪くなる点が挙げられます。

また、他の照明とのバランスが取れていない場合、明るさが不足したり予期せぬ問題が発生することもあります。これらの課題を理解したうえで、適切なライトを選ぶことで、快適に活用することができます。

掃除やメンテナンスの手間

ペンダントライトは低い位置に設置されるため、油汚れや埃が溜まりやすい点がデメリットです。定期的な掃除が必要ですが、デザインによっては手入れが難しいものもあります。

できるだけ手入れしやすい素材、凹凸の少ないデザインが推奨です。木や和紙類は避けたほうが良いです。

天井高による設置の難しさ

天井が低いキッチンの場合、ペンダントライトが邪魔に感じることがあります。一方で高天井の場合は、取り付け位置や高さの調整が重要になります。

また、天井が高く複数のライトを使用する場合は「ペンダントライト用衝突防止パーツ」を使うことを推奨します。地震など大きな揺れがあった場合に照明同士がぶつからず破損を防ぐための部品です。

3灯用・小型ペンダントライト用衝突防止パーツ|破損対策

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2灯用・小型ペンダントライト用衝突防止パーツ|破損対策

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料理をする際の影との関係

ペンダントライトの位置やデザインによっては、手元に影ができてしまい、料理がしづらくなることがあります。他の照明とバランスを取ることも大切ですが、ペンダントライトの取付位置を事前に検討することが必要です。

失敗しない!キッチンに合わせるペンダントライト選びのポイント

キッチンとダイニング

ペンダントライトを選ぶ際には、キッチンの広さや天井の高さ、そしてインテリアのスタイルを考慮することが重要です。明るさや光の広がり方も選定の鍵となります。
たとえば、作業スペースには十分な明るさが必要ですが、食事スペースには暖かみのある柔らかい光が好まれます。
さらに、取り付け位置や素材も、使いやすさや安全性に直結するため、慎重に選びましょう。

明るさと光の広がり方の選び方

キッチンの用途に合わせて、明るさや光の広がり方を選ぶことが重要です。光を透過する素材は、より空間全体が明るくなりますが、光のメリハリをつける場合には光源が包まれたペンダントライトを選んでください。

キッチンスペースに合ったサイズ

キッチンライトとしてペンダントライトを使う場合、キッチンの広さやレイアウトに合ったサイズのライトを選びましょう。大きすぎるライトは圧迫感を与えるのでキッチンでは小型サイズのペンダントライトを使うことをおすすめします。

取り付け高さとその調整方法

ペンダントライトの高さは非常に重要です。特に作業台の上に設置する場合は、目線を遮らず、手が届く範囲内に調整するのがポイントです。

失敗しない!キッチンを快適にするペンダントライトの配置

快適なキッチンを作るためには、ペンダントライトの配置が重要です。作業スペースには集中した明るさの配置が求められますが、ダイニングスペースでは柔らかな光を広げる配置が適しています。

また、安全性を考慮し、取り付け高さや距離を計算しておくことも大切です。適切な配置によって、見た目と実用性の両方を満たすキッチンを実現できます。

モダンテイストのキッチン

ガラスペンダントライトとキッチン

シンプルで直線的なデザインのペンダントライトを使いプロの厨房設備のような雰囲気を演出することもできます。

ペンダントライト ダクトレール用  ガラス 40W相当・調光対応

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北欧テイストのキッチン

北欧キッチン

北欧インテリアは自然素材を基調とした照明の印象が強いですが、北欧モダンを意識したペンダントライトが魅力的なキッチンにおすすめです。近年ではartekのペンダントライトが人気です。

artek A333 TURNIP ペンダントライト|北欧照明

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こだわりのペンダントライトを使ったキッチン

ステンドガラスとキッチン

個性的なスタイルのキッチンにはこだわりのペンダントライトを取り入れたキッチン事例を紹介します。主張のないシンプルなキッチンにすることでペンダントライトが印象的になります

ストライプ模様 ガラスペンダントライト|ダクトレール用

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ストライプ模様 ガラスペンダント・引掛シーリング式

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キッチンのペンダントライトについてのまとめ

キッチンにペンダントライトを導入する際、デザイン性だけでなく、機能性やメンテナンス性も考慮することと、適切な明るさや配置、高さの調整、掃除のしやすさなどを意識することで、後悔のない選択ができることがわかって頂けたかと思います。

また、他の照明との組み合わせやキッチンのスタイルに合ったデザインを選ぶことで、理想的な空間を実現できます。これらのポイントを踏まえて、ペンダントライトを選ぶ際の参考にしてください。