引掛けシーリング・埋め込みローゼット 照明に必要な部品を解説!
更新日:2024/08/28
引掛けシーリングと埋め込みローゼットは、照明器具を取付けるための電気配線部品の名前です。この他にも照明器具の部品には種類があり、丸型シーリングや丸型フル引掛けシーリングなど、わかりづらい照明器具の取付部品についてを分かりやすく解説しています。
引掛けシーリングと埋込みローゼットの種類?
最初に照明用の配線器具をご紹介します
お部屋の天井に付いているものと比べてみて何がついているのかを把握すれば照明選びも簡単です
このページでは引掛けシーリングの種類から引掛けシーリングの取付け方法、番外編として引掛けシーリングの照明をダクトレールに取り付ける方法を紹介しています
引掛けシーリング(ひっかけシーリング)
引掛けシーリングは、天井に取り付ける照明器具用の部品です。角形シーリングとも呼ばれます。一般的な照明部品として引掛けシーリングは住宅など様々な場所に設置されている照明部品です。引っ掛けシーリング単体では5kgまでの照明に使用可能です。5kgを超える場合にはシーリングハンガーなどを使用して設置する必要があります。
引掛けシーリングは一般的な照明器具を取付る為の基本的な照明部品です。重量のあるチェーン付きの照明などシーリングハンガーを使うことで和室の目透かし天井での重量物にも対応します。
引掛けシーリングは引掛けシーリングボディとも呼ばれます。「引掛けシーリングボディ」とも呼ばれる照明器具の取り付け部品ですが、引掛けシーリングと同様の仕様です。
埋め込みローゼット(うめこみろーぜっと)
埋め込みローゼットは、取り付けが簡単なシーリング式から簡易取付式の照明器具まで取り付けができる照明用配線部品です。マンションなどで使われていることが多い照明部品になります。端子に凸がありますので天井や壁の内部に埋め込むことで、部品本体は引掛シーリングに比べて薄いデザインです。
また、左右に耳金具を備えている為、重量のある簡易取付式と呼ばれる照明器具も天井への穴あけ補強などが不要なので電気工事は無しで取り付けができます。
埋込ローゼットにはフル引掛けローゼットという似たデザインの部品もあります。こちらは部品に凸がない為、天井内部に埋め込む必要がない分、部品の厚みが増す部品デザインとなります。
本商品は天井面への露出がありませんので、引掛シーリングなどと同様の取付で使用できます。照明器具の取付は埋め込みローゼット同様に使用できます。
丸型シーリング(まるがたしーりんぐ)
丸型シーリングとは、天井に取り付ける照明器具用の部品の一つで、その形状が円形(丸型)のものを指します。引っ掛けシーリングと同様の機能を持ちますが丸い形状のものを丸型シーリングと呼びます。使用できる照明重量は5kgまでになります。
角形シーリングに比べ部品のネジピッチが46mmと広い為、取付強度が高く設置できるのが特徴の一つと言えます。
丸型フル引掛けシーリング(まるがたふるひっかけしーりんぐ)
丸型シーリングとは、天井に取り付ける照明器具用の部品の一つで、その形状が円形(丸型)でツバのついたデザインになります。角形シーリングに比べて丸型シーリング同様にネジピッチが46mmと広く設置強度が高い照明部品になります。
丸型シーリングは5kgを超える場合にはシーリングハンガーなどを使用して設置する必要があります。
これらの照明部品は、住宅やオフィス、商業施設などで照明の設置に使用されていますが、用途や設置場所によって異なる特性や機能を持っています。照明器具の重量、デザイン、取り付け場所などを考慮して、適切な種類の引掛けシーリングや埋め込みローゼットを選択する必要があります。取付けや配線には専門的な知識と技能が必要ですので、必ず専門の電気技術者に相談することをお勧めします。
引掛けシーリングの取り付け方法
引掛けシーリングと埋め込みローゼットの取付け方法を説明しますが、電気工事は危険な作業であり、電気知識がない場合や安全対策が不十分な場合は、必ず資格を持つ電気技術者に依頼することを強くお勧めします。以下の内容は一般的な手順の概要であり、あくまで参考としてください。
引掛けシーリングの取り付け方法
ステップ1: 天井の配線を確認する:天井に引掛けシーリングを取り付ける前に、電源をオフにし、配線の確認を行います。
ステップ2: 取付け位置を決める:シーリングの取り付け位置を決めます。通常は天井の中心に近い場所が適しています。天井の下地の位置も確認します。
ステップ3: 配線の接続:引掛けシーリングの端子へ電気ケーブルを接続します。
ステップ4: 天井へ固定する:事前に確認した下地に引掛けシーリングをネジでしっかりと固定します。
ステップ5: 確認する:落下の危険がないか再度確認し、通電を確認すれば完了です。
再度強調しますが、電気工事は専門的な知識と技能を要する危険な作業ですので、専門業者へ作業を依頼することが最善の選択かと思います。
番外編、ダクトレール用引掛けシーリングプラグ
照明器具には引掛けシーリング式として簡単に設置できるものや、電気工事施工が必要な照明がありますが、ダクトレール取付式という照明器具もあります
ダクトレール用照明器具(ダクトレールようしょうめいきぐ)は、ダクトレール(ショップライン、ライティングレール(東芝の商標)とも呼ばれています)と呼ばれる専用のレールに取り付けて使用する照明器具のことを言います。
ダクトレールは天井や壁面に取り付けられた専用のバー形状の電気レールになっているので、照明器具を簡単に取り外したり、位置を変えたりできるように設計されています。
ダクトレール用引掛けシーリングプラグを使うことで、引っ掛けシーリング式の照明をダクトレールに設置することも可能です。使用できる照明器具は、引っ掛けシーリング取付式のペンダントライトやスポットライトに限られますが、ダクトレール用引掛けシーリングプラグを使うことでシーリング以外にも取り付けができるようになる便利な部品です。
※ペンダントライトでも昇降機能が付いている照明や簡易取付式などの照明器具は設置できませんので事前に確認が必要です
レール用引掛けシーリングプラグ | ホワイト
1,386円
レール用引掛けシーリングプラグ | ブラック
1,386円
ダクトレール用照明器具は、以下のような特徴を持っています
1. 取付けと位置調整が簡単です。ダクトレール上なら好きな位置に取付ができるのでペンダントライトを食卓の位置に合わせたり、インテリアの一部を照射したい場合をスポットライトで照らすなど器具の位置を簡単に調整したり、追加したりすることが可能な器具です。
2. 簡単に設置ができる物から工事による施工が必要な物があります。ダクトレールは施工場所に合わせて長さが変えられるものもあり、複数の照明器具を一つのレールに取り付けて照明のデザインや配置を自由に変更することができます。住宅向けの取り付けが簡単なダクトレールもあります
3. 多様な照明器具が使用できます。店舗空間ではダクトレールに設置されたスポットライトをよく見かけるかと思います。住宅では複数のペンダントライトをダクトレールを使って設置することができます。
4. 美術館や商業施設でもよく見かけます。ダクトレール用照明器具は、商業施設やアートギャラリー、展示場所などで広く使用されています。スポットライトで商品やアート作品を美しく照らすのに適しています。
最後にダクトレール用照明器具は、フレキシビリティと効果的な照明デザインを求める場所で重宝される照明として人気です。ただし、取り付けや配線には専門的な知識と技能が必要な場合があるため、設置やメンテナンスは適切な専門家に依頼することが重要です。
照明用部品の解説はいかがでしたでしょうか
気に入った照明器具が見つかっても取り付けができない場合があります。しっかりと天井の照明器具用の配線器具を確認しておく必要があります。器具の取り付けには、お客様ご自身で取付が可能な照明と電気工事による施工が必要なものがあります。
誤った取り付けは落下・感電・火災などの原因になります。照明器具の設置方法を事前にご確認ください。 いずれも照明器具については専門的でわかりづらいかと思います。
ご不安な点や取付のご不安な点など、お気軽にお問い合わせくださいませ