照明の光が与える印象は?光の原則を解説
更新日:2024/08/28
私たちが日ごろ何気なく使用している照明ですが、照明のランプの色や種類にはさまざまなものがあり、どのような照明を利用するかによって部屋の印象は大きく変わります。
リビングであれば全体的に明るく落ち着いた印象の照明、書斎や勉強部屋などの作業部屋であれば手元が見やすく集中しやすいような照明といったように、適材適所で照明を使い分けることが重要です。
本記事では、照明の色が我々に与える影響や照明の種類、部屋の印象を変える照明テクニックについて解説します。
照明のランプカラーは大きく分けると3種類
照明は光の色によって印象が大きく変わりますが、照明の色は大きく以下の3種類に分けることができます。
● 電球色
● 昼白色
● 昼光色
それぞれの色がどのような効果を持っているかについてご説明します。
電球色は気持ちをリラックスさせてくれる
電球色はオレンジ色に近い暖色系の暖かみのある色で、リラックス効果が期待できます。
そのため、寝室やリビングの照明を電球色のものにすることで、居心地のよい空間を演出することができます。
また、電球色には食事を美味しそうに見せて食欲を増進させる効果もあるので、食卓の照明として利用するのもおすすめです。
昼白色や昼光色の照明と比べると少々暗めのランプカラーなので、しっかりとした光が必要な場所には若干不向きであることには注意しておきましょう。
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昼白色は自然光に近く活動的な気分にさせてくれる
昼白色は自然光に近い色合いであり、人を活動的な気分にさせてくれる効果があります。
家族みんなが集まるリビングや子供部屋の照明として利用することで、家全体に活気を生むことができます。
また、自然光に近い色であるということは、光で照らされた物の色味を損ないにくいということでもあります。
そのため、洋服を選んだりメイクをしたりする場所の照明として利用されることをおすすめします。
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昼光色は集中力を高めるのに効果的
昼光色は少し青みがかった色合いの光で、気分を冷静にして集中力を高める効果があります。
そのため、勉強部屋や仕事部屋・書斎の照明として利用することで、集中して勉強や仕事・読書などを行うのに役立ちます。
ただし明るさが強い分だけ眼への刺激が少々強く、昼光色の光の下でずっと作業をしていると疲れやすくなってしまいます。
昼光色の光の下で集中して作業をした後は、電球色の光の下で少しリラックスするといった具合に、光の効果をうまく利用しながらオンとオフの切り替えを行うとよいでしょう。
照明の種類も大きく分けると3種類
照明を選ぶ際には色だけでなく照明器具の種類も重要ですが、照明の種類を大きく以下の3種類に分けることができます。
● 全体照明
● 部分照明
● 間接照明
それぞれの照明の種類についてご説明します。
部屋全体を明るくする全体照明
全体照明は部屋全体を明るくするための照明で、シーリングライトやペンダントライト、シャンデリア、ダウンライトなどが該当します。
同じ全体照明でも、シーリングライトやシャンデリアは部屋全体を均一に照らし、ペンダントライトはシーリングライトやシャンデリアよりもややせまい範囲を柔らかい光で照らすといったように、それぞれ特徴が異なります。ダウンライトは配置する場所や台数により、全体照明としても使用することができます。
複数の全体照明を用いて部屋全体の明るさを確保することもあるので、部屋全体の雰囲気や印象をどのようにコーディネートしたいかを考えたうえで選ぶことが重要です。
全体照明を補ったり一部分だけを明るくしたりする部分照明
補助照明や局所照明と呼ばれることもある部分照明は、全体照明を補ったり部屋の一部分だけを照射したりする照明で、ダウンライトやテーブルスタンド、フットライト、ブラケットライトなどが該当します。
照らす場所を自由に選べる照明なので、どのような場所にどのような部分照明を用いるかによって、部屋の印象はグッと変わります。 お気に入りの観葉植物に光を当てて目立たせるなどして、部屋の雰囲気づくりに利用することもできますし、作業スペースに置いて手元の明るさを補うような使い方もできます。
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空間をやわらかな光で包んでくれる間接照明
間接照明はその名の通り間接的な照明で、部屋を直接的に照らすのではなく、壁や天井に反射した光を利用して部屋を照らす照明です。
光を天井に反射させれば、天井を高く見せることができて落ち着いた空間を演出できますし、光を壁に反射させて壁面を明るくすることで、空間をより広く感じさせることができます。
直接照明と間接照明を適材適所で使い分けることで、部屋の印象を上手に演出することができます。
部屋の印象を変える4つの照明テクニック
照明の色や照明の種類をきちんと把握することで、部屋の印象を自分なりにコントロールしやすくなります。
部屋の印象を上手に変える照明テクニックとしては、以下のようなことが挙げられます。
● 一室多灯の効果を活用する
● ダウンライトを用いてスタイリッシュな印象を演出する
● 見せたいものに照明を当てることで部屋にメリハリを生む
● 調光機能のある照明を利用してシーンに応じて印象を変える
それぞれのテクニックについて、説明します。
一室多灯の効果を活用する
ひとつの部屋にひとつの照明である「一室一灯」だと、光の濃淡にメリハリがなく単調な印象になってしまいがちです。
ひとつの部屋に複数の照明を配置して「一室多灯」の状態を作り、光の陰影を生み出すことで、空間をより立体的に見せることができます。
一室多灯の状態を作りたい場合は、全体照明と全体照明のように同じ種類の照明を組み合わせるのではなく、全体照明と部分照明や間接照明のように、質の異なる照明を組み合わせることが重要です。
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ダウンライトを用いてスタイリッシュな印象を演出する
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明で、部屋全体ではなく床の一部を照らします。
そのため、特に強調したいスペースの上部にダウンライトを設置して照らすことで、自然と視線を誘導することができ、スタイリッシュな印象を生み出すことができます。 ダウンライトはシーリングライトほど明るくはないので、自然と光の陰影を作り出すことにもなります。
見せたいものに照明を当てることで部屋にメリハリを生む
部屋の中にお気に入りの絵画・観葉植物や、こだわってデザインしたようなスペースがある場合、そこに照明の光を当てることで存在感を演出できます。
観葉植物の場合、光を当てると葉っぱによって光が不規則に反射して、通常の照明とは異なる印象の光を生む効果も期待できます。
自分のお気に入りのものにスポットライトが当たっていると、部屋での居心地がよくなったり気分が前向きになったりする効果も見逃せません。
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調光機能のある照明を利用してシーンに応じて印象を変える
照明の種類が同じでも、照明の光の色が変わるだけで与える印象はグッと変わります。
そこで、調光機能のある照明を利用してシーンに応じて光の質を変えることで、部屋の印象をいろいろとコントロールすることができます。
日中作業をする場合は集中できるように昼光色を用い、夜は電球色でくつろぐといった具合です。
すべての照明を調光機能のあるものにするのが難しくても、一部分だけでも調光機能のあるものにすることで、部屋の雰囲気を変えることは十分可能です。
最近は明るさの調節や光の色を調節できる照明がシーリングライトを中心に増えていますのでおすすめです。
【まとめ】照明の光が与える印象を知ることで生活はより快適に
照明の光には電球色・昼光色・昼白色などの種類があり、それぞれの光が私たちに与える影響は異なりますので、適材適所の照明選びをすることが重要です。
同様に照明の種類にもさまざまなものがあるので、部屋をどのように演出したいかによって用いるべき照明は変わってきます。
照明のライティングファクトリーでは非常に幅広いインテリア照明を取り扱っていますので、自身の部屋にピッタリの照明をお探ししたい方にはおすすめです。